農村RMO推進フォーラムin兵庫

開催内容

テーマ：農村RMO事例から学ぶこれからの農村のあり方について

持続可能な地域づくり手法である「農村RMO」の普及啓発を目的として、全国の先進事例から、活動内容や組織設立、運営に係るノウハウ等を学ぶことで、農村RMOの形成に向けた機運を醸成する。

■開催日時：令和7年12月15日（月）13時20分～16時40分
■開催場所：兵庫県農業共済会館　7階　大会議室
　　　　　　　（〒650-0011 兵庫県神戸市中央区下山手通4丁目15-3）
■開催方式：対面及びオンライン同時開催
■定　　員：会場参加　　　　先着100名
　　　　　　オンライン参加　先着200名
■参加対象：農業者を母体とした組織（多面的機能支払の活動組織、中山間地域等直接支払の集落協定、集落営農、土地改良区など）地域における多様な活動組織（自治会、社会福祉協議会、地域おこし協力隊、その他農村RMOに興味・関心のある者）行政関係者等（都道府県・市町村の農業・福祉・社会教育・地域づくり等の担当者、JA）
■参加費　：無料

プログラム

休憩
13:20～13:30	開会　主催者挨拶	近畿農政局農村振興部長兵庫県農林水産部長
13:30～14:15	基調講演① 兵庫県の農村を取り巻く状況と今後の展望	神戸大学大学院農学研究科教授中塚雅也氏
14:15～15:00	基調講演② 釶打ふるさとづくり協議会における事例について	釶打ふるさとづくり協議会事務局長村田正明氏
15:10～16:40	＜ディスカッション＞農村RMO推進のための考え方、取り組み方	●コーディネーター：和歌山大学　教授　岸上光克氏 ●アドバイザー：神戸大学大学院　教授　中塚雅也氏 ●パネリスト：・釶打（なたうち）ふるさとづくり協議会　事務局長　村田正明氏・豊かな郷づくり協議会　会長　尾﨑治男氏・農林水産省　農林水産政策研究所　政策研究調整官（首席）　新田直人氏・与布土（よふど）地域自治協議会　会長　奥幸之氏

登壇者のご紹介

【基調講演（アドバイザー）】中塚雅也
神戸大学大学院農学研究科教授
1973年生まれ。神戸大学農学部卒業後、緑地計画コンサルタント、（財）丹波の森協会等にて地域づくり実務に携わりながら、2004年、神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了、博士（学術）。神戸大学地域連携推進本部部門長および農学研究科地域連携センター長。専門は、農業農村経営学、農村計画学、農業経済学。
【基調講演（パネリスト）】村田正明
釶打ふるさとづくり協議会（石川県七尾市）事務局長
人口減少による集落存続の危機感から、平成４年に協議会を結成。ICT技術を活用した農地保全活動や無人直売所の運営に取り組んでいる。現在は、これまでの取組のより一層の効率化・収益向上に努めるとともに、農的活動を通じた健康で安心して暮らせる地域を目指す。
【コーディネーター】岸上光克
和歌山大学経済学部教授
1977年兵庫県生まれ。和歌山大学経済学部教授、食農総合研究教育センター（センター長）。研究テーマは、専門分野:地域づくり戦略論、食品流通論、都市と農山漁村の交流・協働。
【パネリスト】尾﨑治男
豊かな郷づくり協議会（兵庫県赤穂市）会長
令和4年に地元自治会や土地利用組合など６団体が集まって、地域の課題の抽出や将来像についてのワークショップや勉強会等を開催。その結果を得て、地域の活性化を図るために兵庫県初の農村地域運営組織（農村RMO）を立ち上げる。令和６年度から農村RMOにおいて「農用地の保全」「地域資源の活用」「生活支援」の３部門で、農地の集約化やスマート農業の導入、農産物のブランド化を目指すとともに、自然環境の保全としての生態系調査や古民家の利活用、情報伝達のシステム化に取り組み、「豊かな自然と共生し、安全・安心な郷づくり」を目指している。
【パネリスト】新田直人
農林水産省農林水産政策研究所政策研究調整官（首席）
岡山県真庭市総合政策部長、農林水産省農村振興局都市農業室長、持続可能な地域社会総合研究所への出向を経て、2025年1月より現職。
【パネリスト】奥幸之
与布土地域自治協議会（兵庫県朝来市）事務局長
人口減少や少子高齢化に伴い、農業後継者の減少、高齢化世帯の増加による集落機能の低下が懸念されはじめる中で、市の新な仕組みづくりとして、地域自治システムを構築するための地域自治協議会の設立が提案され、平成19年に「与布土地域自治協議会」を設立。当協議会では、地域協働のまちづくりと地域自律を目指し、「いつまでも安全安心で住み続けることができるまちづくりを進めるため」６つの基本目標を掲げて事業部会を置き、様々な活動を展開するとともに、様々な地域課題を自らで解決するための取り組みを行っている。