令和6年度 第1回農村RMO推進研究会

開催内容

テーマ:伴走支援の効果的な仕組み方について

高齢化や人口減少による集落機能の低下が進行する中、地域コミュニティの維持に向けた「農村型地域運営組織(農村 RMO)」の取組みが注目されています。農村RMO推進研究会では、アドバイザーの助言のもと、関係府省、関係機関とも連携しながら、その課題と対応について検討を行っています。今回は、農村RMOの立上げや活動継続に向けて、行政や中間支援組織等による伴走支援の効果的な仕組み方について検討します。

開催日時:令和6年9⽉17⽇(⽕)14:00〜17:00
開催方式:オンライン⽅式
参加費:無料

出席者

農村RMO推進研究会アドバイザー
事例発表団体(京都府、まちの⼈事企画室、与謝地域⼭村活性化協議会)
関係府省

プログラム

14:00~14:10開会
14:10~14:25伴走支援に関する報告等特定非営利活動法人 いわて地域づくり支援センター  常務理事 若菜 千穂 氏
14:25~14:30伴走支援の取り組み状況について農林水産省
14:30~15:00事例発表京都府

有限責任事業組合 まちの人事企画室

与謝地域山村活性化協議会
15:00~16:50ディスカッション
16:50~16:55講評
16:55~17:00閉会

第1回出席アドバイザーのご紹介

  • 小田切 徳美 氏
    小田切 徳美 氏

    明治大学農学部 教授

    東京大学助教授を経て、2006年より現職。専門は農政学・農村政策論、地域ガバナンス論。農山村再生のあり方を、集落レベルから国政レベルまで幅広く研究。総務省・過疎問題懇談会座長、国交省・移住・二地域居住等促進専門委員会委員長等を兼任。

  • 北沢 ひろみ 氏
    北沢 ひろみ 氏

    長野県・松川町農業委員会 農業委員

    人・農地プランの座談会を契機に生まれた、集落営農活動『楽しみまし農』の代表。『楽しみまし農』では、20代から80代の住民22人が参加して共同作業を行い、集落活動の活性化を図っている。具体的な活動としては、ジャガイモ・玉ねぎ・枝豆・落花生栽培の共同作業(ジャガイモは学校給食に)、集落の畔草刈り、遊休農地の解消活動、収穫祭等を実施。

  • 榊田 みどり 氏
    榊田 みどり 氏

    農業ジャーナリスト (明治大学客員教授)

    学生時代から農村現場を歩き、消費者団体勤務を経て90年よりフリー。農業・食・環境問題の分野で、一般誌・農業誌などで執筆。「中山間地域等直接支払に関する第三者委員会」委員、「女性の農業における活躍推進に向けた検討会」座長などを兼任・歴任。全国町村会「地域農政未来塾」主任講師。農山漁村文化協会理事。NPO 法人中山間地域フォーラム副会長。NPO法人コミュニティスクールまちデザイン理事。

  • 濱田 健司 氏
    濱田 健司 氏

    東海大学文理融合学部 教授

    農水省、厚労省、法務省を橋渡しするなど農福連携の最前線で活躍。日本各地で講演し、農福連携の先を見据え、新たな「里マチ」づくりへと結びつく農福商工連携、農福+α連携、農生業(のうせいぎょう)の可能性を求めて奮闘中。公益社団法人日本調理師会顧問、一般社団法人日本農福連携協会顧問、「農福連携等応援コンソーシアム」有識者、「ノウフク・アワード」審査委員、「農」の機能発揮支援アドバイザー等を兼任・歴任。

  • 若菜 千穂 氏
    若菜 千穂 氏

    特定非営利活動法人 いわて地域づくり支援センター 常務理事

    岩手大学連合農学研究科博士課程修了。北海道でコンサルとして働いた後、平成17年より現職。主に農山村地域において住民主体の地域づくりや地域運営組織形成を支援するほか、住民主体の地域交通づくりも行う。専門は、農村計画、農村交通計画。

事例発表団体等のご紹介

  • 京都府
    • 京都府における農村RMO伴走支援の全体統括・進捗管理・事業計画指導・合意形成等を支援。
    • 府本庁・振興局・中間支援組織が毎月の会議で密に情報共有を行い、適宜支援方針を定めた上で、振興局・市町村・中間支援組織が現場に寄り添い支援。
  • まちの⼈事企画室
    • 丹後・但馬地域をメインに、東京・京都・兵庫のメンバーがリモートで繋がりながら、地域課題に取組中。
    • 行政(教育・地域連携・採用)、企業(経営企画・採用・人事)などの伴走支援事業を実施。

    まちの人事企画室HP
    https://www.machi-jinji.co.jp/

  • 与謝地域⼭村活性化協議会
    • 『農』、『観』、『福』、『食』をコンセプトに魅力ある豊かさを追求する地域づくりを展開し、ポストコロナに向けて国内だけでなく、海外の観光客を誘致することで地域の魅力を再発見し、交流から移住へつなぎ豊かさを感じる農村づくりを展開。
    • IoTによる高齢者見守りシステム、NFTを活用した関係人口創出の仕組みにより、持続的な活動の確立を目指す。